ネコラム

キャットステップ付きでも問い合わせが入らない猫物件の特徴

2023.2.9

キャットステップ付きなのに、入居希望者が集まらにゃい?

選ばれる猫物件か、それ以外かにゃ

せっかく掲載の連絡をいただいて、写真撮影&記事を書いても、お問合せが1件も入らない物件があります。
お問合せが入らないということは当然私たちの表現力の問題があるのですが、一部の「お問合せの入らない物件」には共通する特徴もあります。少し考察してみました。3回に分けてお届けします。

お問合せが入らない物件には特徴がある気がするにゃ

ネコリパ不動産をOPENした当時に比べると、嬉しいことに猫さんの飼育OKな賃貸は徐々に増えています。特にこの2−3年は管理会社さんや大家さんから掲載のお問い合わせを頂く機会が増えました。特に猫さんの上下運動が出来るように、キャットステップを付けたので載せてください、とのお問い合わせが増えた印象です。写真映えして気分はアガり、運動できるので健康維持の目線でも大変魅力的なのですが、さて掲載しても1件もお問合せがない。そういったお部屋に共通するのが「安全面」「陽当たりと健康」「猫さんにとっての眺望」です。

猫さんの安全面についての、想像力。

まず今日は安全面についてお話しさせてください。都会の物件においては、ロードキル(猫さんが外に飛び出して車に轢かれてしまう)の危険が特に高いため飼い主さんたちは脱走防止対策が気になります。
大通りが近いのに脱走防止ドアがない、となると、いかにキャットステップがついていようが多数の飼い主さんたちはそのお部屋を選択肢から外します。「じゃあその物件はいいです、やめます」と仰るお客様をたくさん目の当たりにして来ました。それでも立地がいいのでとそのお部屋を選ぶのはご自身で脱走防止扉を設置できるDIYスキルのある方です。

本当に逃げ出さにゃい?

次にうちの子は絶対に逃げないという自信がある方。しかし猫さんは環境の変化に弱い生き物です。特にお引越しの後数ヶ月はこれまでどんなに逃げなかった子でも突然、玄関の隙間から外に走り出してしまうリスクがあります。個人的な経験では、引っ越しの後脱走を試みるのは一番臆病で、それまでベランダに出ようとすらしなかった子です。前のお家に帰ろうとしているのでしょうか。いつもと違う周囲の音に驚いて、確認しに行こうとしているのかまたはとにかくそこから離れたい一心なのか。逃げられた経験がある方にお話を伺うと逃げそうもない子ほど逃げると異口同音に仰ります。

アパートの1階は猫飼いさんに敬遠される?

逃げられたら捕まえるのが難しいという観点から1Fを敬遠される方も多いです。猫さんが網戸を自分で開けてしまうからです。
これについては対策が可能で、網戸がロックできるとお伝えすると、それなら・・と仰るお客様が多いです。網戸が噛み破られにくいステンレス網戸であれば、より時間が稼げるので安心要素です。さらに1Fを逆転の発想で生かす方法としてキャティオ(cat+パティオの造語)にする方法もあります。
(バルコニーをカバーする際には法律上の条件をクリアする必要があるので設計士さんと必ず打ち合わせをして、自治体の指導に従ってください)

次回は「陽当たりと健康」についてお話させていただきます。

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